「家賃の支払いがあるのに手持ちのお金が足りない…」
「もうすぐスマホの引き落としがあるけれど、銀行口座にお金が入っていない…」
「飲み会などの想定外の出費が多くて、今月の食費が少し足りない…」
というような方は、手軽でスピーディーにお金を借りられるカードローンの利用がオススメです。
しかし、『カードローンを一度も使ったことがない』という方や、『はじめてカードローンの利用を検討している』という方は、カードローンの仕組みや利用方法、メリットやデメリット、サービスの内容などがよく分からず、カードローンの利用に不安があるという方も多いでしょう。
そこで本記事では、カードローン初心者に向けて、「安心して使えるカードローンの基礎知識」を中心に、カードローンのメリットやデメリット、カードローンのよくある質問などについて、わかりやすく解説します。
目次
- 1 カードローンとは? 初心者でも分かりやすいキャッシングの仕組み
- 2 カードローンとクレジットカードはどう違う?
- 3 カードローンは主に「銀行」と「消費者金融」が提供している
- 4 カードローンの金利から利息を計算する方法
- 5 カードローンの審査は難しい? アルバイトやパートでも現金を借りられる?
- 6 カードローンの申し込み〜最短即日融資までの手続きの流れ
- 7 カードローンの返済方法
- 8 カードローンのメリット!こんな時に便利にお金を借りられる!
- 9 カードローンのデメリットとは?危険性や注意点はある?
- 10 安心して使えるカードローン!おすすめランキング TOP5
- 11 もっと知りたい!カードローンのよくある質問Q&A
- 12 カードローンには「借り換え」や「おまとめ」ローンもある!
- 13 手持ちの資金不足に困ったら手軽に使えるカードローンへの申込みを検討しよう
カードローンとは? 初心者でも分かりやすいキャッシングの仕組み
カードローンとは、金融機関や金融業者が提供している個人向けの無担保、保証人なしのローンのことを指しています。
カードローンは(原則)専用のローンカードが発行される
カードローンという名称の通り、カードローン契約後には、「ローンカード」というキャッシング専用のカードが発行されて、現金自動支払い機(=キャッシュディスペンサー、CD機)や、銀行やコンビニにある現金自動預け払い機(=ATM)などを利用してお金を借ります。
多くのカードローンでは、24時間営業のコンビニに設置されているATM(=セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットのATM)などと提携しているため、メンテナンス時間以外であれば原則24時間365日いつでもキャッシングが可能です。
早朝や深夜、土日や祝日いつでもキャッシング可能!
このように、カードローンはコンビニにある提携ATMなどを利用すれば、早朝や深夜、土日祝など、いつでも好きなタイミングでキャッシングが可能です。手持ちの資金が困った時にいつでもお金を借りられるのは、カードローンの魅力的なポイントのひとつと言えるでしょう。
近年ではカードレスのカードローンもある
近年では銀行口座への振込キャッシングのみに対応しているカードレスのカードローンや、スマホアプリとコンビニATMとの連携によってキャッシング可能なカードレスのカードローンなど、「ローンカードを発行せず」に使える便利なサービスも増えてきています。
※カードレスのカードローンを利用すれば、(原則)ローンカードが自宅に送られないため、同居する家族などにカードローンの利用がバレにくいというメリットもあります。
カードローンは限度額以内のお金なら何度でも借りられる!
また、カードローンのキャッシングは、契約時に決められる限度額以内のお金であれば、「何度でもキャッシングできる」という特徴があります。例えば、限度額100万円でカードローン契約した方で50万円のキャッシングをした場合、
100万円(限度額) − 50万円(キャッシング額) = 50万円(キャッシング可能な額)
となります。
また、その内30万円を返済したという場合は、
100万円(限度額) − 50万円(キャッシング額) + 30万円(返済額) = 80万円(キャッシング可能な額)
となります。返済すればキャッシング可能な枠が復活するので、カードローンの限度額以内であれば何度でもお金を借りられます。
カードローンとフリーローンの違い
なお、銀行や金融業者が提供するローンの中には「フリーローン」と呼ばれている、カードローンによく似たサービスもあります。
フリーローンもカードローンと同じように「借りたお金は、(事業性資金であれば)何にでも使える」のですが、フリーローンはカードローンと違って「一度きりのキャッシング」のため注意してください。
※フリーローンで追加融資を受ける時には再度申し込み〜審査が必要なので、追加融資までには1週間程度の日数が必要です。
カードローンとクレジットカードはどう違う?
カードローン初心者の方の中には、カードローンとクレジットカードの違いがよく分からないという方もいるでしょう。原則、カードローンは「直接現金を借りるサービス」、クレジットカードは「買い物などの支払いに利用する(=後払いする)サービス」と覚えておきましょう。
カードローンには現金を借りられるキャッシング枠も
ただし、クレジットカードにも「キャッシング枠」というものがあり、直接現金を借りられるサービスがあります。
カードローンは、300万円〜1,000万円という高額な限度額があるサービスがほとんどです。一方、クレジットカードのキャッシング枠は、10万円〜30万円程度の少額の限度額が設定される場合が多いです。(※一般カードでは10万円〜30万円程度、ゴールドカードなら50万円〜100万円程度が目安。)
このため、『現金を借りる』だけの目的で、クレジットカードと契約するメリットはありません。さらに、クレジットカードのキャッシング枠を得るには、別途クレジットカード会社へキャッシング枠の申請(=審査)が必要な点にも注意してください。
カードローンとキャッシングには違いがある?
また、「カードローン」と「キャッシング」には、どのような意味の違いがあるのか分からないという方もいると思います。
一般的にカードローンとは、「専用のローンカードを利用してお金を借りる『サービス』のこと」で、キャッシングとは、「お金を借りる『行為』のこと」です。
ただし、キャッシングはクレジットカードの「キャッシング枠」自体を指す場合もあります。このため、カードローンを探していて、さまざまなサイトをチェックしているという方は、サイト内で『キャッシング』がどのような意味合いで使われているのか注意しておきましょう。
※本記事では「キャッシング=お金を借りる」という意味で使用しています。
カードローンは主に「銀行」と「消費者金融」が提供している
私たち一般消費者が手軽にお金を借りられるカードローンは、「銀行カードローン」と「消費者金融カードローン」の大きく2つのカードローンに分類できます。
銀行カードローンと消費者金融カードローンの違い
また、銀行と消費者金融に適用される法律の違いなどにより、カードローンのサービス内容が異なります。
カードローンの分類 | 銀行カードローン | 消費者金融カードローン |
---|---|---|
上限金利 | 14.5%〜16.0%前後 | 17.8%〜18.0% |
限度額 | 300万円〜1,000万円 | 500万円〜800万円 |
申し込み対象年齢 | 満20歳以上、満64歳以下(銀行により異なる) | 満20歳以上、満69歳以下(消費者金融により異なる) |
最短の審査時間 | 最短翌日 | 最短30分 |
最短の融資時間 | 最短翌日 | 最短1時間 |
総量規制 | -(銀行は総量規制の対象外だが、貸付額自粛により年収3分の1が限度額の目安) | 適用(原則、年収の3分の1が限度額) |
専業主婦の利用 | 使える可能性がある | 不可(アルバイトやパートをしていて収入がある主婦であれば使える可能性あり) |
30日間無利息キャッシング | メガバンクは適用なし。ごく一部の地方銀行カードローンには30日間の無利息期間あり。 | ほとんどの大手消費者金融で無利息期間あり。(※SMBCモビットには無利息期間がないので注意。) |
特徴 | 一部の銀行カードローンには、ポイントプログラム(楽天スーパーポイントやTポイントが還元)のサービスがある場合も。 | 最短即日融資が可能。一切電話連絡がないカードレスのウェブ契約や、スマホアプリでのキャッシングなど、利用者が使いやすいサービスが多い。 |
カードローンの審査難易度 | 安定した収入があれば審査通過を目指せる。(クチコミなどを参考にすれば年収200万円程度が審査通過のボーダーライン) | 安定した収入があればアルバイトやパートの方も審査通過を目指せる。(クチコミなどを参考にすると年収150万円程度が審査通過のボーダーライン) |
上の表のように「銀行カードローン」と「消費者金融カードローン」は、それぞれスペックが異なっています。
銀行カードローンはステータスに自信がある方にオススメ!
銀行カードローンは即日融資ができず、無利息期間も設けられていないサービスがほとんどですが、金利が低く設定されていることが多く、少しでも返済負担を減らしたい方が便利に使えるカードローンです。
ただし、銀行カードローンは消費者金融カードローンに比べて審査難易度がやや高い傾向があるため、年収や雇用形態、勤続年数などの「返済能力」に関するステータスが高い方にオススメです。
銀行カードローンはかつて即日融資可能だった?
少しカードローンに詳しい方はご存知だと思いますが、かつての銀行カードローンは即日融資可能でした。しかし、銀行カードローンから反社会的勢力へ資金が流出するのを防ぐため、銀行カードローンでは今までより「厳重な審査」が行われるようになりました。
具体的には2018年1月より、銀行カードローンの申込者が反社会的勢力に属していないかを調べるため、警視庁のデータベースへの照会審査が行われています。警視庁データベースへの照会審査には1営業日以上かかるため、現在では銀行カードローンの即日融資が不可になっています。
カードローンによって金利や限度額などのスペックが違う
また、銀行カードローンと消費者金融カードローンとではサービス内容に大きな違いがありますが、提供している銀行や消費者金融によっても金利や限度額、サービスなどに違いがあるので注意してください。
レイクALSAには180日間無利息期間がある!
例えば大手消費者金融のレイクALSAは、「30日間の無利息キャッシング」または「5万円まで180日間無利息キャッシング」から無利息期間を自分で選んでお金を借りられます。
5万円以下の少額融資であれば180日間無利息にできるため、少額で長期間のキャッシングを希望する方はレイクALSAの利用がオススメです。
このようにカードローンを提供する金融業者によってサービス内容が異なる場合があるため、カードローンのサービス内容をじっくりと比較した上で、申し込みを進めていきましょう。
※カードローンをじっくり選ぶ時間が無い…という方は、本記事の後の項目で解説している「オススメのカードローン」をチェックしてください。
消費者金融は銀行系カードローンと呼ばれることもある
また、近年の消費者金融のほとんどは大手銀行の傘下になっています。
消費者金融名 | グループ会社 |
---|---|
アコム | 三菱UFJフィナンシャルグループ |
プロミス | SMBCグループ |
SMBCモビット | SMBCグループ |
レイクALSA | 新生銀行 |
アイフル | -(大手消費者金融の中で唯一どこの銀行にも属していない。独立系カードローンと呼ばれる場合も。) |
このように大手消費者金融は、ほとんどが銀行の傘下に入っているため、カードローン利用時に大きな安心感があるでしょう。また、銀行に属しているカードローンは、銀行カードローンと区別するため、「銀行系カードローン」と呼ばれる場合もあります。
アイフルは銀行に属していない「独立系カードローン」ですが、カードローン利用時に不安がある、というわけではないので安心してください。
カードローンの金利から利息を計算する方法
ここで、カードローンの金利から利息を計算する方法を確認してみましょう。銀行や消費者金融のカードローンの商品概要には必ず「金利」の項目があります。カードローンの金利とは、カードローンの利用手数料であると考えておきましょう。
金利18.0%で1年間の最大の利息の計算方法
例えば50万円のお金を金利18.0%でキャッシングした場合の計算方法を確認してみましょう。
50万円(借入額) × 18.0%(金利) = 9万円(1年間の最大の利息)
となり、この金額が1年間で発生する最大の利息になります。
※ただしカードローンでは毎月少しずつ返済していくため、実際の利息はもっと少なくなります。
金利18.0%で1日の利息の計算方法
先ほど計算した利息は1年間(365日)の最大の利息です。このため、年間の最大の利息を365日で割れば、1日の利息を計算できます。
9万円(1年間の最大の利息)÷ 365日(1年間)= 約246円(1日の利息)
このような計算式で1日分の利息を計算できます。カードローンの利息は日割りで計算されるため、カードローン利用時にはこの計算式を使って1日分の利息をキチンと把握しておきましょう。
金利18.0%で1ヶ月の利息の計算方法
さらに先ほどの1日分の利息に30日、または31日を掛ければ、1ヶ月分のカードローンの利息を計算できます。
約246円(1日の利息)× 30日 = 約7,380円(1ヶ月分の利息)
ここで、利息の計算式をまとめておきます。本記事をブックマーク(=お気に入り)するなどして、カードローンの金利の計算が必要な時にスグに確認できるようにしてください。
カードローンの金利計算方法
・1年間の最大の利息
借入額 × 金利
・1日の利息
1年間の最大の利息 ÷ 365
・1ヶ月の利息(30日の場合)
1日の利息 × 30
カードローンの上限金利は法律で定められている
また、カードローンの金利は「利息制限法」という法律により、上限が定められています。
利息制限法
金銭を目的とする消費貸借上の利息の契約は、その利息が次の利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分につき無効である。
元本が100,000円未満の場合 年2割(20%)
元本が100,000円以上1,000,000円未満の場合 年1割8分(18%)
元本が1,000,000円以上の場合 年1割5分(15%)
利息制限法では、借入額によって上限の金利が定められているため、上記の利息以上の金利が設定されているカードローンは、ヤミ金などの「違法業者」であると考えられます。
高額な限度額ほど金利が優遇される?
また、カードローンの金利は申込者のステータスや利用履歴などによって決定されますが、高額な限度額ほど金利を下げてもらえる場合が多いです。消費者金融のアコムを例に挙げて、借入額に対してかかる金利について確認してみましょう。
限度額(極度額) | 適用金利 |
---|---|
1万円〜99万円 | 7.7%〜18.0% |
100万円〜300万円 | 7.7%〜15.0% |
301万円〜500万円 | 4.7%〜7.7% |
501万円〜800万円 | 3.0%〜4.7% |
アコムでは上の表のように、高額な限度額になるほど金利が優遇されて、利息を抑えられます。
カードローンには総量規制という法律が適用される点に注意!
ただし、消費者金融のカードローンには総量規制という法律が適用されるため、限度額の3倍以上の安定した収入が必須です。
平成22年6月18日から実施されている総量規制とは?
借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐために設けられた新しい規制です。具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなる、という内容です。
例えば、年収300万円の方は、貸金業者から100万円までしか借りることができないということになります。
出典:貸金業法Q&A|金融庁
このため、数百万円単位の高額なお金をカードローンで借りようと検討している方は、借入希望額が総量規制の金額内に収まるように注意しておきましょう。
カードローンの審査は難しい? アルバイトやパートでも現金を借りられる?
カードローンの審査基準について解説します。アルバイトやパートという方でもカードローンの審査通過を目指せるのでしょうか。
大手消費者金融カードローンではアルバイトやパートの方もキャッシング可能
各大手消費者金融の公式サイトで、「アルバイトやパート」の方のカードローン利用について調べてみました。
カードローン名 | アルバイトの利用 | アルバイトやパートの利用について(下記、公式サイトより抜粋) |
---|---|---|
アイフル | 可 | パートやアルバイトでも定期的収入があれば申込可能です。また、主婦の方でも専業主婦ではなく、定期的な収入があれば申し込み可能です。 |
アコム | 可 | アルバイトでも、20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方であればご契約いただけます。 |
プロミス | 可 | アルバイト・パート・派遣社員・契約社員の方も、現在お仕事をされていらっしゃる方は主婦、学生でも、審査のうえ契約いただけます。 |
SMBCモビット | 可 | 年齢満20歳以上69歳以下の安定した定期収入のある方、アルバイト、派遣社員、パート、自営業の方も利用可能です。(当社基準を満たす方) |
レイクALSA | 可 | パートやアルバイト等でも安定した収入のある方であれば、お申込みいただけます。 |
このように、全ての大手消費者金融では安定した収入さえあれば、「アルバイトやパートの方」でもカードローン契約が可能です。
アルバイトやパートという方は、正社員の方よりも収入が少ない傾向があることから、「平均的な収入以下」というステータスの方でも十分に審査通過を目指せるでしょう。
銀行カードローンはやや審査難易度が高い傾向あり
また、銀行カードローンではアルバイトやパートの利用について明記されておらず、「安定した収入があれば申し込み可能」と記載されているサービスも多いです(※一部銀行カードローンではアルバイトやパートも利用できると記載あり)。
利用先の銀行によって異なりますが、銀行カードローンは消費者金融カードローンよりも「やや審査難易度が高い」傾向があります。
カードローンの申し込み〜最短即日融資までの手続きの流れ
ここで、即日キャッシング可能な消費者金融カードローンでの「即日融資」の手順・方法について解説します。
カードローン申込み〜最短「即日」融資までの手順
- ①インターネットの公式ページからカードローンへ申し込む
- ②【仮審査】カードローン会社側で自動審査が行われる
- ③【本審査】カードローン会社へ必要書類を提出する
- ④勤務先への在籍確認が行われる
- ⑤カードローン契約後に振込みキャッシング
①インターネットの公式ページからカードローンへ申し込む
即日融資を希望する方は、必ず消費者金融のカードローンを選んでください。使いたいカードローンが見つかったら、インターネットから申し込みを進めましょう。カードローンの公式ページには「申込みページ」が用意されているので、普段から利用しているスマホやタブレット、パソコンから手続きします。
カードローンの申込み時には氏名・年齢・住所・電話番号・家族構成などの「本人情報」の他に、勤務先・年収・勤続年数などの「収入に関する情報」、他社からの借入などの「カードローンの利用状況」を入力していきます。特に難しい項目はありませんが、勤務先の住所や電話番号を入力できるように、前もって書類等を準備しておきましょう。
カードローン申込み時の注意点
カードローンの申し込み項目を全て入力した後は、「申し込みボタン」を押す前に入力項目に間違いがないかを見直してください。
もし間違った情報(例:年収の桁間違い)などを入力していた場合、「詐称かもしれない」と見なされてしまい、カードローン審査に時間がかかったり、カードローン審査に落とされてしまうケースもあります。
②【仮審査】カードローン会社側で自動審査が行われる
カードローンへの申し込みが完了すれば、カードローン会社側で審査が行われます。かつてのカードローン審査は「カードローン担当者が審査」していましたが、近年ではコンピューターによる自動審査(=コンピュータースコアリング、スコアリングシステム)が主流になっています。
自動審査とは、過去のカードローン利用者の膨大なデータの統計と、申込者のデータとを照らし合わせ、コンピューターにより審査通過の判断を行います。演算処理速度の速いコンピューターを利用しているため、審査結果まで非常にスピーディーで、精度の高い審査が可能です。
また、コンピューターの自動審査と併せて「申込者の信用情報の審査」も行われます。信用情報とは「利用者の過去のカードローン・クレジットカードなどの、後払いや分割払い商品の利用履歴」のことです。過去に滞納などの返済トラブルを起こしてしまった方は、カードローン審査が不利になるので注意してください。
カードローン審査を早めてもらうためのポイント
カードローンへの申し込みが完了した後、少しでも審査を早めてもらうためにカードローン会社へ電話連絡し、「融資を急いでいる」と伝えておきましょう。
ほとんどのカードローン会社では「融資を急いでいる申込者を優先的に審査する」傾向があります。
③【本審査】カードローン会社へ必要書類を提出する
カードローンの審査が無事に通過すれば、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類を提出します。スマホのカメラで撮影した写真をカードローン会社へ送信するだけの簡単な作業なので、すぐに提出が完了するでしょう。
カードローン会社で認められている本人確認書類(一例)
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード
- 健康保険証
- 在留カード
- 特別永住者証明書 など
※ただし、顔写真の付いていない「健康保険証」などを提出する場合は、もう一点、別の公的証明書の提出も必要になります。
50万円超または他社含め100万円超の借入の際は収入証明書が必要
貸金業者は、法律により、1社のご利用限度額が50万円を超える場合、または複数の貸金業者からの借入額の合計が100万円を超える場合、収入証明書の取得が義務付けられました。
また、消費者金融カードローンに適用されている貸金業法では、上記のようなケースで収入証明書の提出が必須です。サラリーマンの方であれば源泉徴収票や給与明細書、個人事業主の方であれば確定申告書などの提出が必須となるため、高額なキャッシングを希望する方は前もって「収入証明書」を用意しておきましょう。
④勤務先への在籍確認が行われる
②の仮審査と③の本審査に問題がなければ、最後の審査として、勤務先への「在籍確認」が行われます。この在籍確認とは、「本当に本人が申請した勤務先に勤務しているのか」をチェックする審査となり、電話により行われます。
ただし、在籍確認の電話はカードローン会社名やカードローン名を名乗らず、「在籍確認を行うスタッフの個人名」で電話があるため、勤務先にカードローンの利用がバレる可能性は非常に低いです。
在籍確認はどのように行われる?
申込者を「鈴木」さん、在籍確認スタッフを「山田」さんと仮定します。
山田:山田と申しますが鈴木様はいらっしゃいますか?
鈴木:はい、私が鈴木です。
または、
山田:山田と申しますが鈴木様はいらっしゃいますか?
受付:鈴木はただいま外出しております。
など、これだけの電話で在籍確認の審査に通過できます。本人が本当に審査した会社に勤めているかどうかが分かればOKなので、在籍確認の審査はスムーズに完了します。
⑤カードローン契約後に振込みキャッシング
カードローンの審査に無事通過した方は、カードローン契約を結びます。通常カードローン契約完了後には、およそ1週間で自宅にローンカードが届き、「銀行やコンビニなどのATM」からキャッシングを行います。
ローンカードの発行を待っているとキャッシングまで1週間程度の日数がかかるため、即日融資を希望する場合は「銀行口座への振込みキャッシング」を利用します。ただし、カードローン契約日の銀行口座への即日振込みキャッシングは、通常は銀行の営業時間内(平日の15時まで)に手続きを完了させておく必要がある点に注意してください。
利用している銀行口座などによって即日融資のタイムリミットが異なる!
また、振込みキャッシングに利用する銀行口座や、お近くに自動契約機があるかどうかによって、即日融資のタイムリミットが異なります。
カードローンの即日融資のタイムリミット
- 利用している銀行口座が申し込んだカードローンの24時間振込みに対応している場合
- お近くに申し込んだカードローンの自動契約機がある場合
- 特定の銀行口座がなく、近くに自動契約機もない場合
利用している銀行口座が申し込んだカードローンの24時間振込みに対応している場合
利用している銀行口座が、申し込み先のカードローンの24時間振込みに対応している場合は、カードローン会社の営業時間内の22時ごろまでにカードローン契約が完了すれば即日融資が期待できます。
ただし、カードローン会社の営業時間はそれぞれ異なるため、申し込み先のカードローン会社が何時まで営業しているのか確認してみましょう。
お近くに申し込んだカードローンの自動契約機がある場合
自宅や勤務先の近くに申し込み先のカードローンの自動契約機がある、という方は、21時ごろが即日融資のタイムリミットです。自動契約機でカードローン契約すれば、その場でローンカードを発行してくれるため、その後はコンビニの提携ATMなどから24時間いつでもキャッシング可能です。
ほとんどの消費者金融の自動契約機は22時ごろまで営業しているのですが、契約手続きの時間などを考慮し、できれば21時ごろまでには自動契約機へ訪問するようにしてください。
特定の銀行口座がなく、近くに自動契約機もない場合
また、24時間の振込み融資に対応した銀行口座もなく、お近くに自動契約機もないという方は、先ほども解説したように「銀行の営業時間内の平日15時まで」に振込み手続きを済ませておきましょう。
※カードローン申し込み〜最短融資までは、審査時間などを考慮すると、できれば平日の午前中に申し込みを完了させてください。
カードローンの返済方法
カードローンの審査に無事通過してお金を借りた後は、毎月決まった額を返済していきます。多くのカードローンでは「残高スライドリボルビング方式」という返済方式が採用されています。
カードローンで採用されている残高スライドリボルビング方式とは?
残高スライドリボルビング方式について詳しく解説します。聞きなれない言葉なので「なんだか難しい返済方法なのでは?」と思う方もいるかもしれません。
この残高スライドリボルビング方式を分かりやすくするため、言葉を分解してみましょう。
「残高」によって
「スライド」する
「リボルビング方式」で返済する
このように簡単な3つの言葉が合わさり、複雑な意味の言葉のようになっているのです。
リボルビングとは?
残高とスライドは分かるけれど、リボルビングって何だろう…という方もいると思います。
リボルビングとは?
リボ払いは、毎月あらかじめ指定した一定額を返済してゆく方式である。回数指定の分割払いが各々の件に個別に指定するものであるのに対し、リボ払いでは各々の件に対してではなく残高全体について毎月返済することによって合計残高を減らしてゆく。
上の出典から分かる通り、リボルビング払い=定額の支払いという意味になっています。つまり、残高スライドリボルビング方式とは、「借入残高によって(一定の)返済額が変動する返済方式」のことです。
また、毎月決まった日に決まった金額を返済するため、定期的な返済のことを「約定返済(やくじょうへんさい)」と呼ぶこともあります。
借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
10万円以下 | 3,000円 |
10万円超20万円以下 | 5,000円 |
20万円超30万円以下 | 7,000円 |
30万円超40万円以下 | 9,000円 |
40万円超50万円以下 | 11,000円 |
50万円超60万円以下 | 13,000円 |
60万円超70万円以下 | 14,000円 |
以降 | 残高と返済額が比例していく |
カードローンはこのように毎月3,000円〜の少額の返済負担でOKなので、家計を圧迫せず手軽にキャッシングできるでしょう。
カードローンは繰り上げ返済でおトクにキャッシングできる!
ただし、毎月少額だけの返済の場合は、なかなか元金(=借入額)を減らせず、完済するまでの期間が長引いてしまう、という場合もあります。このような時には、カードローンのもう一つの返済方法である「随時返済(=繰り上げ返済)」を利用しましょう。
随時返済は好きなタイミングで返済できる
随時返済はいつでも好きなタイミングで返済できるので、お金に余裕があるという月には随時返済を行い、少しでも元金を減らすようにしてください。カードローンの利息は日割り計算となるため、1日でも早く完済する方が返済総額を減らせるので、おトクなキャッシングが可能です。
カードローンのメリット!こんな時に便利にお金を借りられる!
ここで、カードローンのメリットとなるポイントを解説します。これから解説する状況に当てはまる方は、便利でお得にカードローンを利用できる可能性があります。
こんな時にはカードローンの利用がオススメ!
- 手持ちのお金がない時
- 短期間だけお金を借りたい時
- 旅行先で資金不足の心配がある時
手持ちのお金がない時
今、手持ちのお金がない…という方は、カードローンの「即日キャッシング」が便利です。即日キャッシングが可能なのは貸金業者である消費者金融カードローンに限られますが、申し込み当日にお金を借りられるのは、大きなメリットと言えるポイントでしょう。
短期間だけお金を借りたい時
短期間(30日間以内)だけお金を借りたい時は、「30日間の無利息キャッシング」があるカードローンがおトクに利用できます。ただし、無利息期間があるカードローンは先ほどと同じように、消費者金融カードローンが多いです。
旅行先で資金不足の心配がある時
旅行や出張に行く予定だけど、資金不足で心配…という方は、前もってカードローンとの契約を済ませておきましょう。カードローン契約後に発行されるローンカードを持っていれば、「全国のコンビニにある提携ATMなどからいつでもキャッシング」が可能です。
カードローン契約しておけば、旅行先や出張先で手持ちの資金が足りなくなった場合でも、いつでもどこからでも必要な時にお金を借りられるようになります。
カードローンのデメリットとは?危険性や注意点はある?
カードローンの使いやすいポイントについて解説してきましたが、ここではカードローンのデメリットや利用時の注意点などについて解説します。
カードローン利用時のデメリットと注意点
- 金利が高いため、長期間お金を借りると返済総額が膨らむ
- 住宅ローンなどの審査が不利になる可能性あり
- 無名の街金はヤミ金の可能性も!
金利が高いため、長期間お金を借りると返済総額が膨らむ
銀行カードローンでは上限金利15%前後、消費者金融カードローンでは上限金利17.8%〜18.0%です。カードローンは無利息、保証人不要で手軽にキャッシングできる反面、金利が少し高く設定されています。
このため、長期間お金を借りたり、高額なお金を借りたりすると、その分利息が高くなり、返済総額が増えてしまう点に注意してください。
住宅ローンなどの審査が不利になる可能性あり
カードローン利用時に住宅ローンなど、別のローンへ申し込むと、審査が不利になる可能性があります。これは、「カードローン利用者を厳しく審査する」という意味ではなく、毎月カードローンの返済負担があるため、別のローンに返済する余裕があるかどうかをチェックするためです。
カードローンで高額なお金を借りていたり、毎月高額なお金を返済している、という方は別のローンの審査が不利になったり、審査に落とされる可能性もあります。住宅ローンなどを利用する際には、できればカードローンを完済してから申し込むようにしてください。
無名の街金はヤミ金の可能性も!
また、消費者金融の中には、「街金」と呼ばれている無名の貸金業者も多く存在しています。金融庁に届け出のある街金は「国から認められている貸金業者」ですが、街金の中にはヤミ金と呼ばれているような違法業者も存在しています(街金はヤミ金ではありません)。
このため、無名の消費者金融のカードローンへの申し込みを検討しているという方は、金融庁への登録があるかどうか、下記のサイトでチェックしてみてください。
ヤミ金を一度利用してしまうと、長期間に渡り高額なお金を搾取される恐れがあるので、絶対にヤミ金を利用しないように十分に注意してください。
安心して使えるカードローン!おすすめランキング TOP5
カードローン初心者でも安心して使えるオススメのカードローンTOP5を紹介します。
初心者でも安心して使える!オススメのカードローン
- ①プロミス
- ②SMBCモビット
- ③アイフル
- ④アコム
- ⑤楽天銀行スーパーローン
上記の①〜⑤について詳しく解説します。
①プロミス
プロミスは大手消費者金融の中でも最も低金利で、上限金利17.8%となっています。また、近年では「アプリローン」という、スマホアプリとセブン銀行のATMとを連携させて利用する新しいキャッシングサービスも提供されています。
プロミスは最短1時間で審査〜カードローン契約が可能なので、急いでお金を借りたい方にオススメのカードローンです。
プロミスでは郵便物なしのカードレス契約が可能!
また、プロミスのカードローンは郵便物なしで、ローンカードの発行がない「カードレスのWeb完結」サービスを提供しています。
さらに三井住友銀行、ジャパンネット銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行など、多くの銀行がプロミスの振込みキャッシングに24時間対応しています。
このため、夜遅い時間(プロミス営業時間の22時まで)にカードローン契約が完了した後でも、上記の銀行口座を持っている方なら即日振込みキャッシングが可能です。
プロミス「即日融資で審査時間も最短30分」在籍確認・評判は?

WEBなら最短1時間融資も可能!初めてなら30日間無利息!
審査時間 | 最短30分 | 融資時間 | 最短1時間 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 1~500万円 | 実質年率 | 4.5%~17.8% |
②SMBCモビット
SMBCモビットは2018年オリコン顧客満足度ランキングノンバンクカードローン第1位を獲得しました。SMBCモビットのカードローンは特に「申込み手続き」や「審査対応」などの項目で高い評価を得ています。
SMBCモビットでもスマホATM取引が可能
また、プロミスと同じように、SMBCモビットでもスマホアプリとセブン銀行ATMとの組み合わせで、カードレスキャッシングが可能な「スマホATM取引」というサービスも提供しています。
条件ありで電話連絡なしのウェブ完結サービスも!
SMBCモビットの特徴的なサービスとして、「電話連絡なし、郵便物なしのウェブ完結申込み」があります。ただし、SMBCモビットのウェブ完結を利用するには、「三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座」と、「全国健康保険協会発行の保険証(社会保険証)または組合保険証」を持つ方が対象となります。
SMBCモビットのウェブ完結は、電話連絡もないため、勤務先に絶対カードローンの利用がバレたくない、というような方に特にオススメです。
SMBCモビット「審査時間・即日融資・在籍確認」の評判!借り入れ・申込方法

WEB完結なら「郵送物・電話連絡・ローンカード」なし
審査時間 | 10秒簡易審査 | 融資時間 | 最短即日 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 800万円 | 実質年率 | 3.0%~18.0% |
③アイフル
アイフルのカードローンも、郵便物なしのWEB完結サービスを提供しています。カードレス契約となりますが、ローンカードが必要になった場合には後からローンカードも発行可能なので、便利に利用できるでしょう。
アイフル公式サイトの「ピッタリ診断」で最短の申し込み方法を教えてもらえる!
また、アイフルの公式サイト上には「ピッタリ診断」という無料の診断ツールが用意されていて、質問に答えていくだけで「最短キャッシングの申込み方法」が確認できます。アイフルも申し込み〜カードローン契約まで非常にスピーディーなので、キャッシングを急いでいる方にオススメです。
アイフル審査・評判は?即日融資でパートしている主婦なら借入OK

審査時間は最短30分で即日融資!1秒診断で事前にチェック
審査時間 | 最短30分 | 融資時間 | 契約後最短即日 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 800万円 | 実質年率 | 3.0%~18.0% |
④アコム
アコムは消費者金融業界で売上高1位(平成27年〜28年:2,376億円)の消費者金融です。アコムでも申し込み当日の即日キャッシングが可能なので、スグにお金を借りたい方にオススメできます。
アコムの公式サイトには「3秒診断」が用意されている
アコムの公式サイトでは無料の簡易診断ツールの「3秒診断」が用意されています。「年齢」「年収」「他社からのカードローン借入額」を入力するだけで、審査通過できるか簡易審査してもらえるので、アコムの審査が不安な方は申し込み前に必ずチェックしてください。
アコム審査の評判は?来店不要で即日融資!在籍確認は?

融資スピードと手軽さを重視するならアコムがおすすめ
審査時間 | 最短30分 | 融資時間 | 契約後最短即日 |
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利用限度額 | 1万円~800万円 | 実質年率 | 3.0%~18.0% |
⑤楽天銀行スーパーローン
銀行カードローンに分類される楽天銀行スーパーローンは、金利1.9%〜14.5%と非常に低金利です。また、公式サイトには「パートやアルバイトの方でも申し込みOK」トの記載があるため、年収などのステータスが多少弱い方でも審査通過を目指せるでしょう。
最大31,000もの楽天スーパーポイントを獲得できる!
さらに楽天銀行スーパーローンと契約するだけで1,000ポイント獲得でき、キャッシング利用額に応じて最大30,000ポイント(合計31,000ポイント)まで獲得できます。普段から楽天スーパーポイントを貯めている・利用しているという方は、楽天銀行スーパーローンをお得に使えるでしょう。
楽天銀行スーパーローン審査と融資の評判!銀行カードローンの在籍確認

安心の金利と高い限度額!審査もおすすめの銀行カードローン
審査時間 | - | 融資時間 | 最短翌日で融資可能 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 800万円 | 実質年率 | 1.9%~14.5% |
もっと知りたい!カードローンのよくある質問Q&A
ここで、カードローンのよくある質問を解説していきます。各質問項目をチェックし、カードローン利用の不安を解消してください。
カードローンのギモンを解決!
- 審査がないカードローンってある?
- カードローンで限度額の増枠は可能?
- 信用情報(クレジットヒストリー)って?
- 自営業でもカードローンでお金を借りられる?
- カードローンの返済に遅れてしまった場合はどうなる?
審査がないカードローンってある?
残念ながら、審査がないカードローンはありません。カードローンを利用した後は、毎月返済をしていくため、「安定した収入が必須」なためです。
ただし、多くのカードローンでは、アルバイトやパート、派遣社員の方でも安定した収入があれば審査通過を目指せるため、ステータスに自信がない方も一度申込みを検討してみましょう。
審査がないカードローン=ヤミ金
また、「審査不要でお金を貸します!」「ブラックの方でも融資します!」というような、あり得ないような審査基準でカードローン提供している貸金業者は、確実に「ヤミ金」でしょう。
本記事ですでに解説したように、ヤミ金を利用してしまうと大きなトラブルを起こしてしまうため、「審査がない」または「審査がゆる過ぎる」カードローンには十分に注意してください。
カードローンで限度額の増枠は可能?
カードローンの契約をしたけれど、限度額が希望額に足りなかった…という方は、利用先のカードローン会社へ限度額の増枠申請を行いましょう。
カードローン契約時は限度額が低い場合が多い
カードローン契約時には、限度額が低く設定され、10万円〜30万円程度に抑えられる場合が多いです。これは、「収入などに問題は無いけれど、はじめて利用する方なので、キチンと返済してくれるか分からない」と、カードローン会社から判断されるためです。
カードローン利用履歴を積み上げてから増枠申請する
カードローン限度額の増枠に成功させるためには、半年ほどキャッシングと返済を繰り返し、「カードローンの利用履歴=信用」を積み上げてから、増枠を申し込むようにしてください。
※みずほ銀行カードローンなど、一部のカードローンでは増枠=カードローンの再申し込みとなる場合もあるので注意してください。
信用情報(クレジットヒストリー)って?
先ほども少し解説しましたが、信用情報(=クレジットヒストリー)とは、「個人のカードローンやクレジットカード、スマホの分割払いなど、後払いや分割払い商品の利用履歴」のことです。
信用情報は3つの信用情報機関が保有
この信用情報ですが、国内にある3つの信用情報機関が保有しています。
信用情報機関名 | 主に保有している信用情報 |
---|---|
CIC | クレジットカード会社や信販会社の信用情報 |
JICC | 消費者金融や信販会社の信用情報 |
全銀協(全国銀行協会) | 銀行の信用情報 |
上の表のように各信用情報機関では、取り扱う信用情報の内容が異なります。
※ただし、金融業者が複数の信用情報機関に加盟している場合は、同じ情報が複数の信用情報機関に残されます。
信用情報はCRIN(クリン)で共有されている
また、これらの3つの信用情報機関では、CRIN(クリン)と呼ばれるシステムで情報が共有されています。
信用情報機関のCRIN(クリン)とは?
CRIN(Credit Information Network)とは、CICおよび全国銀行個人信用情報センター、(株)日本信用情報機構の三機関が運営する信用情報交流ネットワークです。
それぞれの信用情報機関が保有する信用情報のうち、延滞に関する情報および各信用情報機関に本人が申告した本人確認書類の紛失盗難に関する情報などを交流しています。
いずれかの金融業者で金融事故を起こしてしまった場合、CRINによって事故履歴が共有されるため、他の金融業者が提供するサービスの審査にも不利になります。
カードローンやクレジットカードを利用中の方は、信用情報にネガティブな履歴が残らないよう、滞納などを起こさないようにしっかり返済するようにしてください。
自営業でもカードローンでお金を借りられる?
自営業者や個人事業主、フリーランスの方でもカードローンを利用できます。ただし、自営業者は安定した収入を証明しにくいため、審査が不利になったり、50万円以下の少額の借入の際でも、確定申告書などの収入証明書の提出が必要になる場合があります。
ビジネス用の資金調達にはビジネスローンの利用も
もし、自営業の方がビジネス用の資金を借りたいという場合は、金融業者が提供している中小企業の経営者や個人事業主に向けた「ビジネスローン」の利用も検討してください。貸金業者が提供しているビジネスローンは申し込み〜融資までのスピードも早く、自営業者や個人事業主、フリーランスの方は便利に使えるでしょう。
ビジネクストの評判は?審査から最短即日で融資のビジネスローン

審査から最短当日融資!創業直後でも審査は可能!
審査時間 | 3営業日 | 融資時間 | 審査後最短即日 |
---|---|---|---|
利用限度額 | 1,000万円 | 実質年率 | 8.0%~18.0% |
カードローンの返済に遅れてしまった場合はどうなる?
カードローンの返済に遅れてしまった場合は「遅延損害金」の支払いが発生します。
カードローン会社 | 遅延損害金 |
---|---|
アイフル | 20.00% |
アコム | 20.00% |
プロミス | 20.00% |
SMBCモビット | 20.00% |
レイクALSA | 20.00% |
このように大手消費者金融では遅延損害金の年率が20.0%となっていて、返済が遅れた日数分の「遅延損害金」の支払いが発生します。
61日以上または3ヶ月以上の滞納はブラックに!?
また、カードローンの返済に遅れてしまった場合は、遅延損害金の支払いだけではなく、信用情報にもネガティブな履歴が残されます。
61日以上、または3ヶ月以上延滞を起こしてしまった場合、信用情報に「異動情報」が残ります。この異動情報は、信用情報の中で最もネガティブな履歴のことで、異動情報がある信用情報=「ブラック」として扱われます。
信用情報がブラックになると、カードローンをはじめ、年会費無料の審査基準が低いクレジットカードの審査さえ通過できなくなります。このようにカードローンの延滞を起こしてしまうと、遅延損害金だけではなく、信用情報にも傷をつけてしまうため、絶対に滞納しないようにしてください。
カードローンには「借り換え」や「おまとめ」ローンもある!
カードローンの審査に通過してキャッシングを利用しているものの、「利用先カードローンの金利が高い…」という場合や、「複数のカードローンを利用しているので毎月の返済負担が大きい…」と思う方もいるでしょう。カードローンの返済負担を圧縮するためには、「借り換えローン」や「おまとめローン」などの利用がオススメです。
※消費者金融カードローンや銀行カードローンは、借り換えローンやおまとめローンとして利用できるサービスも多く、消費者金融カードローンでは「おまとめローン」などの名称でサービスが提供されています。
借り換えるなら消費者金融カードローン→銀行カードローンがオススメ!
カードローンでの借り換えローンの目的は、『金利を下げて返済負担を減らすこと』です。このため、「金利が高いカードローンから、金利が低いカードローンへ借り換え」しなければ、借り換えローンの意味がありません。
銀行カードローンへの借り換えで3%〜5%ほど金利を圧縮できる!
例えば金利18.0%の消費者金融カードローンから金利13.0%の銀行カードローンへの借り換えローンが成功した場合、5.0%も金利を圧縮できます。
例えば50万円の借り入れをしている方は、年間で最大で2万5,000円(50万円 × 5.0% = 2万5,000円)分の返済額を抑えられます。
このように「借り換えローン」を利用する時には少しでも借り入れが有利になるように、金利が高い消費者金融カードローン→金利が低い銀行カードローンへの借り換えがオススメです。
複数のカードローン利用者は「おまとめローン」がオススメ!
また、現在複数のカードローンを利用しているという方は、「おまとめローン」を利用し、借金を一本化してください。カードローンの返済は、毎月数千円〜程度の少額の返済でOKです。しかし、複数のカードローンを利用しているという方は、複数のカードローンへの返済が必要なため、毎月返済負担が高額になっているはずです。
おまとめローンを利用すれば毎月の返済負担を圧縮できる
複数のおまとめローンを1社にまとめれば、1社への返済のみになるため、毎月の返済額を大きく抑えられます。
例えば4社からカードローンを利用していて、各カードローン会社へ毎月5,000円返済しているという方は、毎月総額2万円の返済負担があります。おまとめローンを利用して1社にまとめると、単純に毎月5,000円だけの返済に抑えられます。
おまとめローン利用時の金利に注意!
ただし、おまとめローン利用時には、金利で損しないように注意してください。複数のカードローンを利用していて、金利や借入額が異なる場合、「現在平均していくらの金利でキャッシングしているか分からない…」場合があります。
複数のカードローンを利用している場合、現在の平均金利(=加重平均金利)はカンタンに計算できます。
カードローン会社 | A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|
借入額 | 20万円 | 30万円 | 50万円 |
金利 | 15.00% | 18.00% | 14.00% |
利息 | 3万円 | 4万8,000円 | 9万円 |
3社から合計100万円の借り入れをしている方の利息を合計すれば、12万8,000円となります。つまり、元金100万円に対して12万8,000円の利息が発生しているため、逆算すれば平均金利を計算できます。
12万8,000円 ÷ 100万円 = 12.8%
このように複数のカードローンを1社にまとめる際には、12.8%より低金利のおまとめローンを利用すれば、おトクなキャッシングが可能です。
加重平均金利の求め方
(借入額 × 年率 の合計 )÷ 元金 = 平均金利
手持ちの資金不足に困ったら手軽に使えるカードローンへの申込みを検討しよう
本記事では、カードローン初心者に向けて、カードローンの基礎知識を中心に、カードローン利用時のメリットやデメリット、カードローンの疑問などについて詳しく解説してきました。
カードローンは誰でも安心して使える金融商品!
手持ちの資金不足などに困った時には、カードローンをうまく活用してください。多くのカードローンでは、安定した収入さえあればアルバイトやパートというステータスの方でも審査通過を目指せるため、収入などに不安がある方でもカードローンと契約できる可能性があります。
即日融資なら消費者金融カードローンを選ぶ!
できるだけ急いでお金を借りたい!という方は、即日融資可能な「消費者金融カードローン」を選んでください。全ての大手消費者金融カードローンは即日融資に対応しているため、急いでキャッシングしたい方は、いずれかの大手消費者金融のカードローンへ申し込みましょう。
低金利で選ぶなら断然銀行カードローンがオススメ!
また、少しでも低金利でキャッシングしたい方は、「銀行カードローン」がオススメです。消費者金融より3.0%〜5.0%ほど低金利であるケースが多く、利息を抑えてキャッシングできます。ただし銀行カードローンは即日融資ができないため、急いでキャッシングしたい方は注意してください。
使ってみたいカードローンへ申し込んでみよう!
近年のカードローンは貸金業法などの改正などにより、金利の見直しなども行われ、過去のカードローンよりも利用者が有利に使えるようになっています。
ぜひ本記事を参考にしながら申し込みたい「優秀なカードローン」を見つけて、カードローンへの申し込みを進めてみましょう。