これからカードローンでキャッシングしようと検討している方の中には、「カードローンのネット審査とはどういったものなのか」、「カードローンのネット審査に通過させるためのポイント」などについて気になっている方も多いでしょう。
そこで本記事では、
「カードローンのネット審査でチェックされる項目」
「カードローンのネット審査の仕組み」
「カードローンのネット審査に通過させる時に注意すべき3つのポイント」
などについて詳しく解説します。ぜひ本記事を参考にしながらカードローンのネット審査に通過させてください。
目次
カードローンのネット審査でチェックされる申込者の情報
近年、ほとんどのカードローンはスマホやタブレット、パソコンから「ネット経由」で申し込めます。ネットからカードローンへ申し込むと、手軽でスピーディーにキャッシングできるため、多くの方がネットからカードローンを利用しています。
カードローンのネット審査=スコアリングシステム
使いたいカードローンが見つかり、公式サイトからインターネット経由でカードローンへ申し込むと、ネット審査が始まります。近年ほとんどのカードローン会社は、コンピューターを利用して申込者の審査を行っています。
このコンピューターによるカードローン審査は「スコアリングシステム(または、クレジットスコアリング)」と呼ばれていて、最短30分以内に非常に精度の高い審査結果が出ます。
インターネット経由で申し込むとネットだけでキャッシングできる場合も
一部のカードローンでは、インターネット上から申込み→ネット審査→カードローン契約・キャッシングができる「ウェブ完結」という非常にスピーディーで便利にキャッシングできるサービスもあります。
「ウェブ完結」サービスについては、下記のリンク先に詳しい解説があります。
ネット審査(=スコアリングシステム)でチェックされる項目は?
カードローンのネット審査は、申込者のどのような項目を自動で審査しているのでしょうか。
カードローンのネット審査で重要となる項目
- ①年齢
- ②年収
- ③雇用形態や職業
- ④勤続年数
- ⑤家族構成
- ⑥住まい
- ⑦信用情報
- ⑧他社からの借入件数や借入総額
上の①〜⑧のカードローンの審査項目について解説します。
①年齢
カードローンへの申込みは20歳以上となっています。また、年齢制限の上限はカードローンによって異なりますが、一般的に銀行カードローンでは64歳以下、消費者金融カードローンでは69歳以下までのサービスが多いです。
また、「カードローン審査に有利な年齢」があり、働き盛りである30代〜50代は安定した収入を得ている方が多く、ネット審査が有利になります。お金の使い方に慣れていない20代前半の方や、定年までの年数が少ない60歳〜のシニアの方などは審査に不利な傾向があります。
②年収
カードローンでキャッシングした後は、毎月しっかりと返済を続けなければいけません。このため、カードローンを利用するためには「毎月安定した収入」が必須条件です。
年収が高いほどカードローンのネット審査に有利になりますが、アルバイトやパートの方で年収が低くても「安定した収入」があればカードローンの審査通過も難しくありません。
③雇用形態や職業
年収ほど重視されませんが、「雇用形態や職業」もネット審査の対象になります。倒産の可能性が低い職業ほど審査に有利です。
公務員 > 正社員(大企業勤務) > 正社員(中小企業勤務) > 契約社員 > 派遣社員 > アルバイトやパート
上記の順でカードローン審査に有利です。「個人事業主」の方は、安定した収入を証明しにくく急に倒産(や閉店)する可能性もあるため、ネット審査では不利な傾向があります。
個人事業主でキャッシングしたい方は、下記のリンク先で解説している「ビジネスローン」への申込みを検討してください。
④勤続年数
勤続年数が長い方ほど、仕事を辞めにくい傾向があるためネット審査で有利です。1年未満の勤続年数の方は、「今の仕事をいつまで続ける方か分からない」と見られてしまい、審査が不利になる場合があるので注意しましょう。
ただし、消費者金融カードローンなどの審査基準が緩やかなサービスの場合は、1年未満の勤続年数でも審査通過を目指せる可能性があります。
⑤家族構成
未婚者の方はカードローンのネット審査に有利な傾向があります。未婚者は既婚者に比べて使えるお金が多いため、返済能力が高く評価されやすいためです。一方、既婚者で子供の人数が多い方ほど使えるお金が少ないと判断され、審査では不利になります。
⑥住まい
持ち家(やマンション) > 賃貸 > アパートや団地
の順で審査に有利です。ただし、ネット審査であまり重視される項目ではないため、住まいが原因でカードローンに落とされるケースはほぼないでしょう。
⑦信用情報
信用情報とは、申込者の金融商品の利用履歴のことです。信用情報には「過去のクレジットカードやカードローンの返済状況」などが記録されています。滞納や未納などはネガティブな履歴として扱われ、信用情報の内容次第ではカードローン審査に落とされます。
※自己破産などの債務整理、61日以上または3か月以上の滞納履歴がある方は異動情報(=ブラック)の履歴が残り、履歴が解消される5年〜10年間はカードローン審査に通過できません。
信用情報機関名 | CIC(シー・アイ・シー) | JICC(日本信用情報機構) | 全国銀行協会(全国銀行) |
---|---|---|---|
保管している信用情報 | クレジットカードの利用履歴や消費者金融などの利用履歴 | 消費者金融などの貸金業者の利用履歴 | 銀行系金融商品(カードローンやクレジットカードなど)の利用履歴 |
滞納履歴が保管される期間 | 5年 | 5年 | 5年 |
信用情報は3つの信用情報機関でそれぞれ異なる情報を保管しています。ただし、CRIN(クリン)という相互ネットワークにより、3つの信用情報機関で信用情報の履歴が共有されている点に注意してください。
CRIN(クリン)
CRIN(Credit Information Network)とは、当社および全国銀行個人信用情報センター、(株)日本信用情報機構の三機関が運営する信用情報交流ネットワークです。
それぞれの信用情報機関が保有する信用情報のうち、延滞に関する情報および各信用情報機関にご本人が申告した本人確認書類の紛失盗難に関する情報などを交流しています。
各信用情報機関の会員会社は、加盟する信用情報機関を通じて、この「CRIN」を利用することにより、消費者への過剰貸付の防止、多重債務者の発生防止に、より一層の効果をあげることができます。
⑧他社からの借入件数や借入総額
消費者金融カードローンは貸金業法という法律が適用されています。貸金業法には「総量規制」という項目があり、利用者はカードローンなどの個人向け融資で年収3分の1超のお金を借りられないようになっています(※住宅ローンやマイカーローン、目的別ローン、おまとめローン、借り換えローンなどは除く)。
また、総量規制の対象になるのは他社からの借入を合計した「借入総額」です。カードローンのネット審査では「申込者の借入総額を確認し、総量規制の制限内に収まっているのかどうか」をチェックされます。
※銀行カードローンは貸金業法の適用外ですが、近年では銀行カードローンの貸付額自粛により、総量規制が借入限度額の目安になっています。
また、他社からの借入件数が多い方は「なぜこんなにも借金をしているのだろう」と見られてしまい、審査で悪い評価を受けます。3〜4社以上からキャッシングしている場合はカードローン審査が不利になり、すでに5社以上からキャッシングしている方は新規カードローンの審査通過が難しいでしょう。
カードローンのネット審査の仕組みはどうなっている?
カードローンのネット審査である、スコアリングシステムですが、どのようにして申込者を審査し、スピーディーに審査通過の可否を判定しているのでしょうか。
スコアリングシステムは過去の利用者の統計を比較
スコアリングシステムでは、過去のカードローン利用者のステータスと申込者のステータスとを比較し、返済能力の有無を判定しています。演算処理が早いコンピューターで過去の膨大なカードローン利用者のデータを照合して審査するため、非常に制度の高い審査結果を出せるのです。
また、スコアリングには「採点する」という意味があり、点数制で申込者を評価しています。
※スコアリングの点数が申込者へ通知、公表されることはありません。
スコアリングシステムでの評価の一例
ここで、どのようなステータスの方がネット審査のスコアリングシステムで高評価を得るのかを紹介します。
スコアリングシステムの評価 | 低い | やや高い |
---|---|---|
年齢 | 22歳 | 34歳 |
年収 | 220万円 | 380万円 |
雇用形態や職業 | アルバイト | 正社員 |
勤続年数 | 1年 | 3年 |
家族構成 | 未婚、一人暮らし | 既婚、子供1人 |
住まい | アパート | 賃貸マンション |
信用情報 | 過去に2ヶ月のクレジットカード滞納履歴あり | 返済履歴のみ(ネガティブな履歴無し) |
他社からの借入件数や借入総額 | クレジットカードのキャッシング枠で20万円あり | 無し |
カードローンのネット審査の通過できるのか | 難しいと考えられる (滞納履歴があり、すでに20万円のキャッシングを利用しているため) |
審査通過を見込める (50万円〜100万円程度の限度額をもらえる可能性あり) |
スコアリングシステムでは、先ほど解説した審査項目を採点し、返済能力、返済意思の有無を総合的に判断します。
カードローンのネット審査で注意したい3つのポイント
ここで、カードローンのネット審査を受ける時に、注意しておきたい3つのポイントについて解説します。
ネット審査を受ける時に気をつけておく項目
- ①ネット審査を受ける時の提出書類は間違いがないかしっかりチェック
- ②スコアリングシステムだけで審査通過の可否が判断されるわけではない!?
- ③ネット審査に通過した後「スグにお金を借りられない」場合もある
①ネット審査を受ける時の提出書類は間違いがないかしっかりチェック
使いたいカードローンが見つかれば、インターネット上の申し込みページから手続きを進めていきます。しかし、申請する項目に入力ミスがないようにしてください。
例えば年収200万円のところ、誤って0を多く付け間違えて年収2,000万円にしてしまった場合、入力ミスが故意ではなかったとしても「虚偽申請しているのではないか?」と疑われてしまい、審査に落とされるケースもあります。
カードローンの申込みページで「申込みボタン」を押す前に、記入ミス、記入モレがないかしっかりとチェックしてください。
②スコアリングシステムだけで審査通過の可否が判断されるわけではない!?
スコアリングシステムのネット審査に通過した後、カードローン審査の最後に「在籍確認」が行われます。この在籍確認とは「申込者が申請した勤務先に本当に勤務しているのか」を電話でチェックする審査項目です。この在籍確認が完了しなければ、カードローン審査に通過できません。
在籍確認でカードローン利用がバレる可能性は低い
ただし、 勤務先には在籍確認を行うスタッフの名前で電話がかかります。カードローン名や消費者金融名が名乗られないため、勤務先にカードローンがバレる可能性は低いでしょう。
また、勤務先を正しく伝えていれば、在籍確認で審査に落とされる可能性はほぼありません。
③ネット審査に通過した後「スグにお金を借りられない」場合もある
カードローンのネット審査に通過し、カードローン契約を済ませても「スグにお金を借りられない」場合があるので注意です。
※銀行カードローンは審査手順の見直しが行われ、即日の審査通過ができなくなりました。即日融資を希望する場合は必ず消費者金融カードローンへ申し込んでください。
ローンカードが郵送で届くまでおよそ1週間
カードローン契約後は、専用のローンカードを利用して銀行やコンビニに設置されている提携のATMなどからキャッシングを行います。インターネットからカードローンに申込み〜契約した場合、ローンカードは郵送で自宅に送られます。
ローンカードが自宅に届くまでに1週間程度かかるため、「急いでキャッシングしたくてもスグにお金を借りられない」可能性がある点に注意してください。
スグにお金を借りるなら消費者金融カードローンの振込キャッシングを利用する
申込み当日スグにお金を借りたい方は、即日カードローン契約が可能な消費者金融カードローンへ申し込んで、当日中に銀行口座への振込キャッシング、または無人契約機でのローンカード発行→当日中にATMでキャッシングしてください。
消費者金融カードローンは、即日キャッシングに対応しているサービスが多く、はじめてキャッシングを利用する方でもスピーディーにお金を借りられます。
カードローンのネット審査は安定した収入があれば通過できる
本記事では、カードローンのネット審査について詳しく解説してきました。
ネット審査の当日にキャッシングしたいなら消費者金融カードローンを!
- カードローンのネット審査はスコアリングシステムで行われる
- ネット審査は過去の利用者の統計データと比較して審査される
- ネット審査は最短30分で審査判定が出る
- カードローンのネット審査では特に「返済能力」と「信用情報」が重要
- スムーズにネット審査を受けるために申し込み前に申請内容をチェック
- カードローンのネット審査後には在籍確認がある
- 申し込み当日のキャッシング希望は消費者金融カードローンを選ぶ
インターネットからカードローンへ申し込むと、ネット審査である「スコアリングシステム」による審査が行われます。スコアリングシステムとは、過去のカードローン利用者の統計と、申込者のデータをコンピューターで比較し、自動で行われる審査のことです。
カードローンのネット審査は安定した収入があれば通過が期待
ただし、カードローンのネット審査は比較的緩やかな傾向があり、アルバイトやパートの方でも「しっかり仕事をしていて安定した収入」があれば審査通過を目指しやすいです。
スコアリングシステムは最短30分以内で審査結果が出る
また、スコアリングシステムは、コンピューターによる審査のため、審査通過の可否判断が非常に早く、最短では30分以内に審査結果が出ます。
即日キャッシングの可能性があるのは銀行カードローンではなく、「消費者金融カードローン」なので、融資を急いでいる方は消費者金融へ申し込みましょう。ぜひ本記事を参考にしながら、カードローンのネット審査に通過させてください。
※融資までスピーディーなカードローンは下記のリンク先で確認してください。